金閣寺、龍安寺、仁和寺。世界遺産をめぐる散歩路。
金閣寺、龍安寺、仁和寺。世界遺産をめぐる散歩路。

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世界遺産 龍安寺りょうあんじ

室町幕府の有力者であった細川勝元が1450年に創建した禅寺。今では枯山水の石庭で世界的に知られていますが、ここまで有名になったのは1975年にエリザベス2世が龍安寺を公式訪問した際に石庭を称賛したのがきっかけ。当時の禅ブームの後押しもあって世界的にブレイクしました。また石庭の正確な築造時期や作者、意図などが定かでないため、謎深き庭として様々な憶測をよんでいます。敷地内の鏡容池(きょうようち)も見どころの一つで、5月〜7月に見頃を迎える睡蓮は有名です。

詳細情報

名称龍安寺(りょうあんじ)
住所京都市右京区龍安寺御陵下町13
電話番号075-463-2216
拝観時間3月1日~11月30日  8:00a.m - 5:00p.m. 12月1日~2月 末日  8:30a.m - 4:30p.m.
拝観日無休 ※令和3年12月6日(月)~令和4年3月18日(金)工事の為拝観停止
※拝観日時は予期なく変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
拝観料大人 600円 高校生 500円 小・中学生 300円
アクセス京福電車 竜安寺下車 徒歩約7分/市バス・JRバス 竜安寺下車 徒歩約1分
駐車場駐車場は石庭拝観者に限り1時間無料
公式サイトhttp://www.ryoanji.jp/

臨済宗妙心寺派の禅寺。

宝徳2年(1450年)、平安時代の貴族徳大寺家の山荘を、室町幕府の管領だった細川勝元が譲り受け、妙心寺の義天を開山に招き創建された。応仁の乱で全焼し、勝元の実子改元が復興に着手。その後、細川家の菩提寺として、豊臣秀吉や徳川家などから庇護を受けた。

寛改9年(1797年)、方丈などを焼失し、のちに塔頭の西源院から方丈を移築。有名な石庭は、明応8年(1499年)に方丈が建立された際の造営といわれる。白砂の上に大小15個の石が配された、およそ75坪の枯山水庭園。虎が子供を連れているように見えることから「虎の子渡しの庭」とも。

しかし、石庭の作庭意図には“禅の精神”や “「心」の字の配石”など諸説あり、誰がいつ頃作り上げたのかは定かではなく、今だ謎のままである。しかし、この謎こそが、この庭の解釈をめぐり人々を引きつけてやまない理由だろう。

イギリスのエリザベス女王が昭和50年(1975年)に日本を公式訪問した際、石庭の見学を希望。女王が石庭を絶賛したことが海外のマスコミでも報道され、石庭の名はまたたく間に知れ渡り、現在では「ロック・ガーデン」として世界的に有名な日本庭園となった。

境内の約半分を占める鏡容池を中心にした回遊式庭園は四季折々の花々が楽しめ、佗び寂びの精神に基づく禅寺の簡素な庭と、四季の花々に彩られた華やかな庭。二つの異なる庭園を持つところが、龍安寺の大きな魅力ともいえる。

また、茶室蔵六庵前にある徳川光圀の寄進とされる「つくばい」は、中心の「口」の字を共用し「吾唯知足(ワレタダタルヲシル)」と読み、禅の格言を謎解き風に図案化されたものといわれる。

平成6年(1994年)世界文化遺産に登録。

  • 世界遺産 金閣寺

  • 世界遺産 龍安寺

  • 世界遺産 仁和寺

  • 妙心寺

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