平安時代より衣笠山に棲む妖怪で「きぬかけの路」周辺に稀に出没。いつもブツブツ独り言を言っている。
話しかければ会話に応じるが気分屋。ただし女性には常に気さくで、電話番号やラインIDなどを聞いてくることがあるが、安易に教えるのは禁物。
深い京都弁を使うことでも知られ、「やにこい」「しょうもない」「年下のくせに」「帰りたい」などが口癖。突然「怪怪怪(ケケケ)」と笑って相手の話の腰を折ることも。
毎年2月の京都マラソンでは仁和寺駐車場前でランナーの沿道応援に参加しており、「きぬか怪さん」と交流できるイベントとして有名。
時は平安時代中期(894年)京の都で某貴族の御曹司として産声を上げる。青年となった後は享楽の貴族生活を満喫するも、女性関係のトラブルが原因で早世。一説では相手女性が依頼した陰陽師の仕業であるとか。
亡骸は衣笠山に埋葬されたが、生への執着があまりに強烈だったため程なく妖怪「きぬか怪さん」として復活。
しかし前世の所業については堅く口を閉ざしており、伺い知ることはできない。近年になり着ぐるみへの受肉に成功し、ご当地キャラクターとして第二の人生を歩んでいる。御歳
1130歳。
肉体を持たない「きぬか怪さん」は受肉願望が強く、しばしば「きぬかけの路」周辺で憑依トラブルを起こしていた。事態を重く見た「きぬかけの路推進協議会」は、解決策として、彼が憑依できる肉体を作ることを決意。霊能者の詳細なスケッチのもと、彼そっくりの着ぐるみ製作に着手し、2014年秋、完成した着ぐるみに憑依する形で実体化に成功した。以降、周辺で憑依トラブルは報告されていないという。
2015年、ゆるキャラシーンに彗星の如く現れた「きぬか怪さん」。
1年半の沈黙を破り、商業主義にまみれたご当地ソングに一石を投じる!
ジャパニーズパンクへのオマージュとも言うべきStraight Aheadな疾走感にのせて、ピュアな郷土愛をディープな京都弁で歌い上げた超問題作。